第29回 第二部「ヒートカッターの実用例のご案内」

≪アズマ 縫製研究室 メールマガジン 第29号≫

第二部  ヒートカッターの実用例のご案内

第二部では、ヒートカッターに関して提案いたします。
使用先としては、マジックテープ・ポリプロテープ・ロープ・ナイロンテープなど多く使用しているのであれば便利に利用活用できる機械です。

この機械の多くは、カバン製造業様やテント製造業様のテープで使用しています。

この機械は、衣服でも応用できるものがあると思います。

現状、ハサミや立体裁断機等で手作業で作業していたテープ・マジックテープなどを、フタバ製のヒートカッターを導入する事で長さ等を正確に切ることが出来、尚且つ決められた枚数・長さまでも設定した通りに裁断が可能です。

合繊であれば、端始末が不要になります。
※ただし肌に当たる部分には固くチクチクするため使用しません。

機械を導入した実例として、テント製造業のM社ではヒートカッターを、ななめ45度カットに特注生産して使用しています。
斜めにカットする理由は、バックルにテープを通す時に、平よりも通しやすいためです。

導入された、M社では、今まで機械式カッターは精度が悪く、切り口がボサついていました。
フタバ製のヒートカッターは、一発カットが可能、ヒーターが付いており、ほつれ止めの防止になり、作業効率が上がり作業のコストも半減した結果が出ました。
厚手のテープカットができますが、薄手ももちろん対応が出来、スピーディーに切ることが出来ます。
こちらの事例では、約15%の作業コストの削減に成功したそうです。
今までは一人の方が手作業カットと手動式カッターを使用していました。
このヒートカッターは自動であり無人でカットしています。
今まで関わっていた人が、別の作業ができるようになりました。

ヒートカッターの価格はオープン価格となっております。

コールドカッターの価格はオープン価格となっております。

ヒートカッターのご照会、ご用命は、最寄りの弊社営業担当または
本メールへの返信や、お電話くださいますよう、お願い申し上げます。

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アズマ株式会社  縫製研究室
鵜木 隆嘉
Tel 03-3861-7103
URL: http://www.azuma-jpn.com

第29回 第一部「縫製工場様の生産性改善活動レポート 第2弾」

≪アズマ 縫製研究室 メールマガジン 第29号≫

第一部

縫製工場様の生産性改善活動レポート 第2弾

縫製工場様の生産性改善活動レポート
ソーイングアサヒ株式会社様 編

首都圏でまれになりました従業員100人以上の縫製工場さん
の一つ ソーイングアサヒさんの 生産性改善活動をご紹介いたします。

ソーイングアサヒ株式会社(以下 アサヒさん)は、千葉県九十九里浜の最北端に面した旭市にあります。

ブラックフォーマル プレタポルテを得意としています。
1973年操業、45年の歴史をもち、品質の信頼を得、人材教育をおこなって持続的開発を行っています。

ソーイングアサヒさんの特徴の一つである人材育成は、
新卒者を採用し続けていること、他社企業・団体の企業見学受け入れをはじめとして、
常に”人材教育”にかかわる何かが見受けられます。
詳細は後述いたします。

今回、ミシンのオペレーターがパターン(型紙作成)を学ぶことにより、
素材特性と縫製時に上がり具合をみて、パターン修正をすぐに反映させ、
縫いやすさなどへ結びつきをはかります。
結果、生産性を向上させることになります。

パターンの指導は
”現代の名工” 文化ファッション大学院大学 稲荷田 征名誉教授が行います。
厚生労働省の 「ものづくりマイスター」制度を活用しています。
(ものづくりマイスターの Webサイトはこちらです。)

https://www.monozukuri-meister.javada.or.jp/mm/mm/contents/shokai/syokai/index.html

まずは スラックスのパターンを引いてもらいました。

 

 

 

 

同じパターンを使用していますが、左右の脚を引いた方・縫った方は違います。
微妙に、左右の雰囲気が違ったパンツに上がりました。

これまで、基本のスタイルの型入れを行いました。
次回は、応用編 「ワイドパンツ」のパターンをみなさんから作ってもらいます。
その結果・成果を、あらためてメールマガジンでご紹介いたします。

☆ソーイングアサヒさんの グッドポイント

■トヨタ生産方式の思想を取り入れた生産ライン。

機材を引取り方式に。

CAMは縫製ラインと同じフロア。
裁断品から検品まで、一直線にラインを置き、ボトルネックが一目瞭然。

季節・アイテムによって生産ラインを組み替えています。
6月は ”4枚流し”をしていましたが、9月は ”1枚流し” にしていました。

■ 人材育成・確保について
1) 技術検定の指導 (千葉県物作りマイスター 椎名工場長)
社内の指導はもちろん、東京都の技能検定受験者の指導を行っています。

2) 地元高校、服飾系大学と専門学校への積極的な募集を行い、
地元以外から10名が就職しました。

3) シスター制度
新入社員の不安を払しょくするために、先輩が新入社員をマンツーマンでサポートする「シスター制度」を行っています。

4) 小さい子供を持っておられる主婦を対象に子育て支援を積極的に行っています。
具体的には、子供が幼稚園や保育園に通う少しの時間を利用し、働きたい人を募集しています。
子供さんの成長と共に働く時間を増やせていけるのが特徴です。
今年4月からこの企画を始め、5名の方が入社しがんばっています。
作業は集中力が必要な検査をしていました。

5) 新しい素材の対応力
文化学園さんに月一回の勉強会に参加しています。

6) 学校への物づくりの協力
地元小学校からの見学とものづくり体験学習、県内各小学校へ椎名工場長が訪問し、ものづくりの指導や体験学習を行っています。

7) 年に6回、旅行やスキーツアー、スポーツ大会などのイベントを開催しています。
様々な催しを通じて社員間の”心のふれあい”とリフレッシュを図っています。

■ アサヒさんの 三つの特徴

1) OEM生産
2) PB開発
3) ヘルスウエア

1) OEM生産
年間 50,000着の婦人服をアパレルメーカーさんから生産を請け負い、製造しています。

2) PB開発
お客様のイメージをデザインにおとし、サンプルを作成した上で、量産をしています。
婦人服、子供服からユニフォームまで、お客様のイメージに合ったお洋服を提案しています。


3) ヘルスウエア
障害者の方がはきやすいパンツや便利グッズを開発しています。

車いすパンツ

フォーマルな場所でも、楽な普段着で行き、始まる前にさっと着替えることができます。


後中心が空いているので、座ったまま穿けます。

知的財産管理

自社内での探究を常に行い、外部から招き、自ら外に出て研究会へ参加し提案をされている自発的な縫製工場さんです。
私もたくさんアサヒさんから勉強させて頂いております。
新たな取り組みである ミシンオペレーターさんがパターンを覚えて、みんなで生産性向上のために勉強しているこの結果がどうなるのか、楽しみにしております。
高橋社長はじめ椎名工場、皆さまご協力ありがとうございます。

取材協力
ソーイングアサヒ株式会社

所在地:千葉県旭市鎌数9163-39 (あさひ鎌数工業団地内)

代表取締役社長 高橋 英一郎様

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アズマ株式会社  縫製研究室
鵜木 隆嘉
Tel 03-3861-7103
URL: http://www.azuma-jpn.com